680円の丼でランチタイムに2時間居座るダメ男の話

56歳の会社役員の男とランチをしたの。56歳ネタが多くてごめんね。

「オススメの美味しいランチに連れて行くよ」
と、連れて行かれたのが路地裏の焼き鳥屋さんだった。

店内に入ると煙もくもく。
むせ返りそうなほどに香ばしい煙に包まれた狭くて、お世辞にも綺麗とは言えない店内。

彼が注文したのは「焼鳥丼・小盛り」を2つ。

「この味で680円はお得だよね」
「60近くなると量が食べられなくてね〜」なんて言ってるけど。
私、足りないわよ。

しかも断りもなく真横でプカプカ煙草をふかす。煙がこちらに流れてこようと気にもしない。
一言「煙草いいですか?」って聞いてくれたらいいのにね。
煙がこっちに流れないように配慮してくれたら良いのにね。
せっかくのスーツも焼き鳥の煙と煙草の煙で、即クリーニング行きだった。

しかも、回転率を上げることで利益を出しているであろうお店なのに、680円の小丼2杯で2時間居座り、サービスのお茶を急須ごと何度か催促してたの。
長時間いるなら、せめて追加注文してほしかった。
私、恥ずかしかったわ。

結局、何事も自分のことしか考えられない男なのね。

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楠木メロン

ホリ子さんの子分よ。年齢は秘密。某出版社の編集者。独身。ホリ子の美貌や行動力に憧れてる。私も婚活してるけど、男の嫌な部分をたくさん見ちゃってホリ子さんと結婚したいなって。時々結婚相談所のお手伝いさん。

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