こんにちは。ホリ子お姉さまの子分、ミラクル彩芽です。
彩芽のお隣の部署に、今年春から年下上司になった男がいるんですが、簡単に彼を表現すると、
「年齢28歳、理系、九州男児、上下に姉妹あり、素朴、真面目」
地味だけど、美形さんですよ、堀北〇〇にマジ似てます(笑)
まぁ、仮に「マキトさん」としましょう(笑)
上司二人の転職で、少数精鋭の部署の3番手だったマキトが繰り上がったんですが、元々は所属長に従う、輪を乱さない、ミスもしないけど、目立ちもしない、模範的な3番手。
この印象を春からガラっとキャラ変して、九州男児らしい!?リーダーシップを発揮しようと・・・
すっっっっっごい頑張ってる・・・。
てか、頑張りすぎてる・・・。
どんな頑張りかというと、
中途採用(年齢も学歴もマキトよりも上)の部下と、仕事のやり方のことで、ヒートアップして声を荒げてるところを度々見かけるし、
女子社員からは、マキトから、姑のように、些細なことをキツく絞られたあげく、上にあげるほどでもないような報告書を提出させられ、会議では「その程度で報告書!?」とドン引きされている話をばらまかれている。
まあ、正直センスないね・・・と切り捨てたいところだけど・・・
会議でも他部署の先輩上司にも、遠慮なく切り込んでいき、正論なだけに言い負かしてしまうこともあり、融通の利かない奴と評価されているらしい。
彼の「地味な弟キャラ」からの急激な変化にまわりがついていけず、徐々に社内で溝ができ始めている様子を少し離れたところから見ていて、
マキト、力み入りすぎてるかなぁ、空回りしてるなあ・・・
と思うのですが、
いまや上司ですし、第一マキトは心配されるのを嫌います。
それに加えて、話しかけづらいオーラをバンバンに出してた(苦笑)
まぁ、彼の挑戦ははじまったばかりですからね。
そんなマキトと新歓のときに偶然、席が隣になりまして(くじ引きで席が決まる)、「おひさしぶりです」と、切り出しながら、彼の人となりをおさらいしました。
飲みとはいえ職場での席で、マキトは愚痴、弱音、弱点のような類を一切言いません。
お酒にも強く、無礼講というものがない乱れない人です。
ただ堅物ではありますが、聞き上手で、優しい男でもあるんです。
女家族が賑やかで、自分はいつも調整役なんだとか言ってました。
まぁそれならと、盛り上がりやすい、彩芽の駄目デートの話したんですよ。
マキトはゲラゲラ笑ってたんですが、
「悪い男引きすぎ。面白いので、もっとネタください(笑)」と、
今までならば、そんなことしか言わないのに、
「もう、そんな婚活、やめたらどうですか?」
ちょっと驚きでした。これが噂のマキトのキャラ変でしょうか。
さっきまでのゲラゲラしてたのが、わりかし、真面目にしています。
「僕の主観の話ですよ。」と、めずらしく、彼が恋バナをしてくれました。
「ガツガツこられるの、僕、ダメなんですよね。
僕は婚活したことないので、出逢いに行くっていうのは、飲み会くらいなんですけど、いろんな子がいるじゃないですか・・」
・甲斐甲斐しく料理を取り分けたり、おかわり注文とってくれる子、
・普段着じゃないよな、ってカンジのフワフワ系の子、
・自分をお笑い担当と心得て盛り上げる子、
・目当て以外のほかは眼中ない、空気読まない子、
・僕が一番ダメなのが、女リーダー格
「どの子も無理なんですよね。」
「それで、マキトはどう過ごしてるの??」
大体、人数合わせに来てる人もひとりはいるでしょ。
僕はそういう子と、端で飯だけ食ってるタイプ(苦笑)。
女姉妹に挟まれてたせいか、そういう女の欲むき出しが・・・彩芽はどうなんだろう!?
「ガーン」
ワァオ、彩芽グサグサ刺されました(笑)
彩芽は、その飯食ってるだけの奴が一番苦手で、そうした場では気を配ってるからです(笑)。「飯食ってるだけで努力しない男って、気遣いできないし仕事もできないでしょ・・・」
それを「ガツガツ」って切り捨てますか!?
「すいません(笑)言い過ぎました(笑)」
「笑ってるじゃん(笑)」
普段、内面をさらさない男の忌憚のないご意見を聞かせていただいたんです。
彩芽もその誠意にこたえようと、思うところ話しました。
合コンでは、お互いの関係もあんまり出来てない場で「良い会だったね」で終わりたいのは、皆に共通してるとする。
まぁ、恋人getだったり、その応援だったり、目的はそれぞれとしても、単純に良い飲み会にしたい。
「お互いのことを知らないから、どうふるまったらいいのかわからないしさ、
仕方がないから、ステレオタイプの何かの配役に
自分をあてはめてしまうんじゃないの??
たとえば、話すのが苦手だから率先して、世話役に回ってる子もいるかもしれないじゃない??」
「そういうの、いらないんすよ。」
マキトの忌憚のないご意見、再び!!
「一応はこれでも、いい子がいたら、仲良くなりたいとは思って行くんですよ。
ただ、そこに、作戦とか役割って持ってこられちゃうと、男はなんにもできないですよ。
女同士のチームワークみたいなのが、女怖えーなぁって。
顔がタイプでも、その子がどんな子なのか、全然みえてこない。」
「しかも!!!」
マキト、熱いです。
「その女の作戦にこちら側も、あわせなきゃいけない空気になるじゃないですか。
こっちからすると、「フツーのいい子」って思って出逢いに来てんのに、女子の頑張りのせいで、逆に遠のくことされてるんですよね。
頑張られるほど、引く。それなら飯食って帰ろって(笑)。」
「フツーのいい子・・・かぁ」。このことばに彼のリアルを感じました。
「そうですよ。
休みの日は、朝ゆっくり起きて、適当に食べてダラダラして、一緒にスーパーに行って、
夕飯を一緒に作る・・・。そういうのが毎週くれば良い、って思う子、いないんですかね・・・。」
最近ピリピリしてる28歳男の本音を聞きながら、マキトのようなアラサー男性、多そうと思いました。
「同世代男で、貴重なOFFに、マニュアルどおりに、慣れないオシャレしてかっこよく見せて、金かけて、キラッキラなデートプランを知らない女のためにエスコートするって、それだけで拍手ものなのかもしれませんね。多少失敗してても(苦笑)」
まあ確かに、キラッキラなデートプランはいらないかもしれませんが、その気遣いとか優しさに女はコロッときちゃいますよね。
「まぁ、マキトさんも日々ガツガツ頑張ってますもんね。」
「ガツガツって・・・俺もわかってるんですけどね(苦笑)」
彼が婚活の場に出たら、私服が中学生並、トークがつまらない、言い方キツイ等と、こき下ろされてしまうんだろうか。
勝手に想像して、勝手に切なくなりました(笑)
「気遣い」が必要な婚活には向いていないかもしれませんが、結婚には向いてる人かもしれませんね。
「フツーのいい子」という言葉が、頑張ってる彩芽には、一番ささった言葉でした。
ミラクル彩芽
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