婚活の身長サバ読みはなぜ損?会った瞬間のがっかり顔との悪循環

「プロフィールの身長、聞いていたより低かったんです」
婚活で初めてお会いしたあとに、ときどき届くご感想です。身長のサバ読みは、会った瞬間に気づかれてしまうことが多いもの。そして、初対面の「がっかり」は、思っている以上に顔に出やすいものでもあります。今日は、身長を盛る側と、がっかりを顔に出してしまう側、男女それぞれのわがままを書いてみます。
こんにちは、ホリ子です。以前、婚活の年齢サバ読みはなぜ逆効果?という記事を書きました。今回はその身長版です。年齢は話しているうちにじわじわ分かるものですが、身長は待ち合わせの数秒で分かってしまうことが多い。そこが、ちょっと怖いところなんですよね。
待ち合わせの数秒で、その日の空気が変わったお話
これは、いくつかのご相談を混ぜて作り変えたお話です。
ある女性が、年上の男性と初めてお会いすることになりました。お互いにSMの嗜好があることを分かったうえで会う、初めてのデートです。日にちもお店も、ずいぶん前から決まっていました。ところが当日、男性は待ち合わせの場所を勘違いしていて大きく遅れ、予約の時間に間に合いませんでした。二人は急きょ、近くの混んだカフェへ。隣の席とはほとんど肩が触れそうな距離でした。
そして、顔を合わせた瞬間。女性は「あれ?」と思ったそうです。プロフィールにあった身長なら、自分より少し高いはず。でも実際は、ヒールのない靴の自分と目の高さがほとんど同じでした。
そのあとの会話で、男性はSMの話ばかりを質問してきました。初対面で、しかも隣の席に話し声が届く場所です。女性は「ここではその話はしたくありません」とはっきり伝えたそうです。それでも帰り際には、「初めて会ったその日にプレイすることもあるの?」と聞かれました。女性は「そういうことは考えていません」と、きっぱり返したそうです。女性からのご感想は「最初から最後まで、ずっと居心地が悪かった」でした。
嗜好が同じ相手だと分かっていても、初めて会う日は、まずお互いの人柄を知る日です。嗜好の話をどこで、どこまでするかは、二人のあいだに信頼ができてから決めればいいこと。これは男女どちらにも言えます。
男性側から見ると:身長のサバ読みと、投げやりな気持ち
男性の立場にも立ってみます。遅れて焦り、やっと会えた女性の顔を見たとき、男性の目には、その表情がくもったように見えたのかもしれません。「ああ、身長だな。もうダメだな」。少なくとも男性はそう感じて、「どうせダメなら、どう思われてもいいや」と投げやりな気持ちになっていたのかもしれません。
でも、ここははっきり書いておきます。たとえそう感じたとしても、それは隣の席に聞こえるところでSMの話を続けたことや、帰り際のあの質問の理由にはなりません。場所と相手をわきまえない話題を選んだのは、男性の問題です。
そのうえで、男性のみなさんには辛口で言いますね。
- 身長のサバ読みは、会った瞬間に気づかれることが多いです。数センチ盛って会えたとしても、最初の数秒で「この人、正直じゃないのかも」という目で見られてしまうことがある。得をするのは入口だけで、そのあとは損のほうが大きくなりがちです
- 準備不足は、相手の時間を削ります。前から決まっていたお店なら、前日までに場所と道順を確かめておく。それだけで、当日の遅刻も、相手を待たせることも減らせます
- 投げた人が、いちばん多くを失います。うまくいかないと感じても、そこから丁寧に話せば「思っていたより感じのいい人だった」で終われたかもしれない。投げやりになると、その可能性も、相手に残る印象も手放してしまいやすいんです
プロフィールの身長は、基本的にご本人の申告です。だからこそ、キリのいい数字を超えるかどうかで選ばれ方が変わる気がして、少し盛りたくなる気持ちは分かります。でも、本当の身長を書いておけば、それを知って会いに来るお相手には、会った瞬間にがっかりされにくいものです。結局、そのほうがずっと楽ですよ。
女性側から見ると:初対面の「がっかり」は、顔に出やすい
ここからは、今回のお話の女性のことではなく、婚活の初対面で誰にでも起きる一般論として書きますね。
プロフィールと違うところがあれば、がっかりするのは当然です。うそをつかれた気分にもなりますよね。それでも、そのがっかりは、待ち合わせの数秒で顔や態度に出てしまうことがあります。
- 会った瞬間に、相手の頭の上あたりへ目が行く
- あいさつの声が、明らかに一段低くなる
- 質問されても一言で返し、こちらからは何も聞かない
- スマホや時計をちらちら見てしまう
自分では隠しているつもりでも、相手は「あ、外されたな」と感じ取ることがあります。だからといって、相手が失礼なふるまいをしていい理由にはなりません。ただ、最初の数秒の態度が、その日の会話の流れに影響することがあるのは、知っておいて損はないと思うんです。
それと、女性にも身長のサバ読みはあります。背の高い方が、少し低めに書いてしまう。高いヒールをはいて写真を撮る。気にしている気持ちは同じなんですよね。だからこそ、相手の数字だけを責める前に、お互いさまの部分もあると思っておくと、少し気持ちに余裕が出ます。
がっかりしたときに、その場でできること
最初のがっかりは、誰にでもあります。男性にも女性にもあります。大事なのは、そのあとの数十分をどう過ごすかです。
1. 「数字」と「人」を分けて見る
身長がプロフィールと違ったことと、目の前の人がどんな人かは、別の話です。がっかりは心の中で一度置いておいて、「今日はこの人の話を聞いてみよう」と切り替えてみてください。数字の違いが気になるなら、それはあとで事務局に伝えればいいんです。
2. 嫌な話題は、短く・はっきり止める
場所に合わない話や、答えたくない質問をされたら、今回の女性のように「ここではその話はしたくありません」と短く伝えてかまいません。それでも続くなら、早めに切り上げて帰っていい。がまんして最後まで付き合う必要はありません。あったことは、あとで事務局に伝えてかまいません。
3. うまくいかないと感じても、自分は投げない
相手がそっけなく見えても、最後まで丁寧に過ごした人は、その日はだめでも「感じのいい人だった」と覚えてもらえることが多いです。投げやりな態度は、その場の空気より長く残ってしまいがちです。
仲介が入れば、会う前の調整も、会ったあとのお断りも一人で抱えなくていい
二人だけでやりとりしていると、お店選びも、日時の確認も、断るときのひと言も、全部自分でやるしかありません。
仲介が入ると、ここが少し変わります。
- 初めて会う日時と場所は事務局とのやりとりで決まり、前々日と前日にリマインドが届く。お店の場所を前もって確かめやすい
- 初めてお会いしたあとの感想や、合わないと感じたときのお断りは、事務局に伝えればいい。気まずいことを、本人どうしで言い合わなくてすむ
身長をサバ読みたくなる男性も、最初の数秒でがっかりが顔に出てしまう人も、根っこにあるのは「選ばれたい」「外れを引きたくない」という気持ちです。それ自体は、わがままでも何でもありません。ただ、盛った数字は会った瞬間に気づかれて損をしやすいし、最初のがっかりで投げてしまうと、その先の可能性まで手放しやすい。そこだけ覚えておいてもらえたら、次のご縁は少し変わってくると私は思っています。
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ホリ子婚活カウンセラー
婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。