婚活のフェードアウトは失礼?断らないわがままと上手な終わらせ方

「返事をしないでおけば、そのうち察してくれるかなと思って」
婚活でお会いした方に、お断りの連絡を入れないまま、やりとりを止めてしまう。いわゆる「フェードアウト」です。今日は、婚活のフェードアウトがなぜ起きるのか、された側には何が残るのか、そして角を立てずに終わらせる方法を、女性側・男性側の両方から書いてみます。
こんにちは、ホリ子です。最初に言っておきますね。フェードアウトをしてしまう人は、冷たい人とは限りません。むしろ「傷つけたくない」「気まずいのが苦手」という優しさや弱さから、黙ってしまう方も少なくないと私は感じています。でもね、黙ることは、相手に「待つ」という宿題を残してしまうんです。
「察してほしい」と「はっきり言ってほしい」のすれ違い
これは、いくつかのご相談を混ぜて作ったお話です。
ある女性は、2回お会いした男性から「次はいつにしましょう」とメッセージをもらいました。嫌いではない。でも、3回目に会いたいほどでもない。どう返そうか迷っているうちに一日、二日とたち、気づけば返事をしないまま一週間。いまさら何と書けばいいのか分からなくなって、そのままにしてしまいました。
一方の男性は、毎日スマホを見ては「忙しいのかな」「何か失礼なことを言ったかな」と考えていました。もう一度送るべきか、しつこいと思われるか。結局、答えが分からないまま、次の出会いにも踏み出せずにいたそうです。
女性は「察してくれるだろう」と思い、男性は「はっきり言ってほしい」と思っていた。どちらも悪気はないのに、二人とも少しずつ消耗していく。フェードアウトのいちばんの問題は、ここにあります。
女性側から見ると:断るのが怖い、角を立てたくない
女性のみなさんがフェードアウトを選んでしまう理由として、私がよく聞くのはこんなものです。
- はっきり断ったら、相手を傷つけてしまいそうで申し訳ない
- 断ったあとに「なぜですか」と理由を聞かれるのが怖い
- 以前、お断りの連絡をしたら長い返事が来て、こじれた経験がある
- 「もう少し様子を見てもいいかも」と、決めきれないまま時間がたった
どれも、気持ちはよく分かります。特に「断ったら押されるかもしれない」という怖さは、軽く扱ってはいけないものです。
そのうえで、少しだけ辛口で言いますね。返事を止めているあいだ、相手の時間も止まっています。「察してほしい」は、言いにくいことを相手に引き取ってもらうお願いでもあるんです。そして、迷って保留にした方が、あとになって「やっぱりもう一度会いたい」と思っても、一度途切れた流れは戻りにくいことが多いです。決められないなら、決められないと伝えるほうが、自分のためにもなります。
男性側から見ると:既読のまま放っておくのは、男性にもある
フェードアウトは女性だけの話ではありません。男性のみなさんにも、耳の痛い話を少し。
- 初めてお会いしたあと、手ごたえがなかったので、お礼のメッセージも送らずに終わらせる
- ほかに気になる人ができたので、やりとりの間隔をだんだん空けていく
- 「女性から断られるより、自分から引いたほうがプライドが傷つかない」と思っている
- お断りの連絡をすると、自分が悪者になる気がして避けている
それに、男性はフェードアウトされた側に回ったとき、追いかけすぎてしまうことがあります。返事がないのに何通も送る、「どうして返事をくれないんですか」と問い詰める。気持ちは分かりますが、これをされると、女性はますます返事をしにくくなります。返事の間隔そのものについては、マッチングの返信が遅いとイライラする人へ|やりとりの温度差の埋め方にも書いたので、あわせて読んでみてくださいね。
された側にできるのは、一度だけ短く送って、あとは待たずに区切りをつけることです。「お忙しいところすみません。ご縁がなければ、お返事は大丈夫です」。この一文があれば、相手も返しやすくなりますし、自分の気持ちにも区切りがつきます。
角を立てずに終わらせる、短いお断りの書き方
では、自分が断る側のときはどうするか。私がおすすめしているのは、短く・早く・理由は深く書かないの三つです。
1. 迷ったら、まず「返事が遅れること」だけ伝える
すぐに決められないときは、「少し考えたいので、お返事は週末までお待ちいただけますか」と送っておくだけで、相手の待ち時間がぐっと軽くなります。私が見てきた限りでは、フェードアウトはこの一通がないところから始まることがよくあります。
2. お断りは、お礼と区切りの二文で十分
たとえば、こんな形です。
- 「先日はありがとうございました。考えてみたのですが、お付き合いは難しいと感じました。○○さんのご縁をお祈りしています」
- 「楽しい時間をありがとうございました。今回はご縁がなかったということで、失礼させてください」
長い説明はいりません。理由を細かく書くほど、相手は「そこを直せば」と考えてしまい、やりとりが続いてしまうことがあります。
3. 理由を聞かれても、答えなくていい
「どこがだめでしたか」と聞かれたら、「私の気持ちの問題なので」で終えてかまいません。それ以上しつこくされる、怖いと感じる、というときは返事をしなくて大丈夫です。お断りを伝えたあとのことまで、背負わなくていいんです。
ちなみに、思い切ってお断りを送ったら「実は私も同じことを思っていました」と返ってきた、というお話もときどき聞きます。黙っているあいだに想像していたより、相手はあっさりしていることもあるんですね。
仲介が入ると、「言いにくいひと言」を自分で言わなくていい
一人で婚活をしていると、お断りの言葉を考えるのも、送るタイミングを決めるのも、全部自分の仕事です。フェードアウトが起きやすいのは、そのひと言を一人で抱えているからでもあります。
仲介が入ると、ここが変わります。
- 面談をもとにしたプロフィール文を読んでから、お会いするかどうかを決められる
- 初めて会う日時と場所は事務局とのやりとりで決まるので、本人どうしで調整を続けなくていい
- 初めてお会いしたあとで合わないと感じたときのお断りは、事務局からお相手に伝えられる(そのあとのお二人のやりとりは、ご本人どうしです)。「察してもらう」を待たなくていい
断る側は言いにくいひと言を自分で切り出さずにすみ、断られる側は、返事を待ち続けなくてすむ。どちらのわがままも、仕組みで少し軽くできるんです。
フェードアウトしてしまったことがある方も、された経験がある方も、自分を責めなくていいんですよ。大事なのは、次のご縁で同じ宿題を残さないこと。短いひと言で区切りをつけられる人は、相手からも「誠実な人だった」と覚えてもらえることが多いように感じます。そういう人のところには、次のご縁も来やすいと私は思っています。
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ホリ子婚活カウンセラー
婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。