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初デートで自分の話ばかりの男性へ|会話が続く人の聞き方のコツ

「楽しかったです。たくさんお話ししてくださって」

初デートのあと、女性からこう言われてほっとした男性。ところが、後日事務局を通して届いたお返事は「今回はご縁がなかったということで」。実は、初対面で自分の話ばかりしてしまうのは、まじめで一生懸命な男性ほどやってしまいがちなことなんです。今日は、会話が続く人とそうでない人の違いを、男性側・女性側の両方から書いてみます。

こんにちは、ホリ子です。最初にお伝えしておくと、話し好きなこと自体は悪いことではありません。ただ、初対面では「話す量」の配分ひとつで、相手の受け取り方がずいぶん変わってしまうんですね。

目次

「ずっと話を聞いていた」という女性の感想

これは、いくつかのご相談を混ぜて作った、あるデートのお話です。

男性は、緊張しないようにと話題をたくさん用意してきました。仕事のこと、休日の過ごし方、最近はまっている趣味、学生時代の思い出。沈黙が来ないように、次から次へと話をつなげていきます。

ときどき「〇〇さんはどうですか?」と質問もしてくれます。でも、女性がひと言ふた言答えると、「ああ、僕もね」と、また彼の話に戻っていく。最後に「何か聞きたいことはありますか?」と聞かれたものの、もう彼のことはひと通り聞いてしまったあとで、女性は何も思いつきませんでした。

女性の感想は、「悪い人ではなかった。でも、私のことには興味がないのかなと思った」。男性は盛り上げようとがんばったのに、女性には「私はずっと聞き役だった」という記憶だけが残ってしまったんです。

男性側から見ると:話すのは「沈黙が怖いから」

まず、男性の事情にも耳を傾けてみましょう。自分の話が長くなってしまう理由として、私がよく聞くのはこんなお話です。

  • 沈黙が続くと「つまらない男だ」と思われそうで、つい話をつないでしまう
  • 自分のことを知ってもらわないと、次に進めないと思っている
  • 仕事や得意なことの話をすれば、頼りがいが伝わると考えている
  • 女性に根掘り葉掘り聞くのは失礼だと、遠慮している

どれも、気づかいや真剣さから来ているものです。特に最後の「聞きすぎは失礼」は、むしろ大事な感覚だと私は思います。

ただ、困ったことに、その気づかいは相手からは見えません。女性から見えるのは「この人は自分の話をしたい人なんだな」という結果だけ。沈黙を怖がって話し続けることが、相手には「私への関心がない」に見えてしまう。ここが初対面の会話のいちばんの落とし穴なんですね。

もう一つ、逆の失敗もあります。会話が途切れるのが不安で、今度は質問を次々に重ねてしまうパターンです。「お仕事は?」「休みの日は?」「ご出身は?」と答えるたびに次の質問が来ると、女性は面接を受けているような気持ちになってしまいます。話しすぎも聞きすぎも、根っこは同じ「沈黙への不安」なんです。

女性側から見ると:「聞き役に徹する」も、ちょっとしたわがまま

では、女性の側に何もないかというと、そうとも言い切れません。こちらも耳の痛い話を少しだけ。

  • 自分からは話を広げず、相づちだけで相手が楽しませてくれるのを待っている
  • 質問に「そうですね」「まあ、いろいろです」とひと言で返して、続きを相手に任せてしまう
  • 「何か聞きたいことは?」と振られても、何も返さない
  • そのうえで、あとから「あの人は自分の話ばかりだった」と判定してしまう

女性が受け身になるのには理由があります。初対面で自分のことを話しすぎるのは怖いし、どこまで話していいのか分からない。それはもっともな感覚です。

でも男性からすると、ひと言で返されると「話題を変えたほうがいいのかな」と焦って、また自分の話で埋めてしまう。つまり、男性の「話しすぎ」と女性の「話さなさ」は、セットで起きていることも多いんです。どちらか一方だけのせいではないんですね。

会話が続く人がやっている、聞き方のコツ

では、どうすれば「この人とは話しやすかった」と思ってもらえるのか。私がお伝えしている聞き方を挙げますね。男性向けに書いていますが、女性にもそのまま使えます。

1. 「一番」より「どんなところが」を聞く

「一番好きな料理は?」「一番よかった旅行先は?」という質問は、答えるほうが意外と困るんです。好きなものはいくつもあるし、一つに決めるのは難しい。代わりに「また行きたい場所はありますか?」「どんなところがよかったんですか?」と聞いてみてください。出来事ではなく、そのとき相手がどう感じたかを聞くと、話は自然に広がっていきます。

2. 答えをもらったら、もう一歩だけ聞く

相手が答えてくれたら、すぐに自分の話に持っていかず、「それはいつごろからですか?」「やってみてどうでした?」ともう一歩だけ聞いてみる。自分の似た話をするのは、そのあとで十分です。「質問はしてくれるけど、すぐ自分の話に戻る」という印象は、これだけでずいぶん変わります。

3. 相手がはぐらかした話題は、深追いしない

聞いてほしい話は深く聞かずに、聞かれたくない話ほどしつこく聞いてしまう。これも初対面でよくあるすれ違いです。相手の答えが短くなったり、目線がそれたりしたら、その話題はそっと置いておきましょう。「話しやすい人だな」と思われるのは、上手に話す人より、この見極めができる人なんです。

4. 沈黙は、少しくらいあっていい

会話が止まったら、お料理の感想や、お店の雰囲気の話をひと言はさめば大丈夫。沈黙を全部埋めようとしなくていいんです。少しの間を楽しめる余裕は、女性にとって「この人といると落ち着く」という安心感につながります。

5. 帰り道に「今日、相手のことをいくつ知れたか」を振り返る

デートのあと、自分が話したことではなく、相手について新しく知ったことを思い出してみてください。すぐにいくつも浮かぶなら、きっといい会話ができています。逆に、自分の話ばかり思い出すなら、次は聞く側を少し増やしてみましょう。

女性のみなさんは、質問されたら「はい」で終わらせず、ひと言だけ理由やエピソードを足してみてください。「旅行は好きです。海の近くが特に」。それだけで、相手は次の質問をしやすくなります。お店選びも含めた初デート全体のことは、初デートで個室はあり?女性に断られる理由と、選ばれるお店の決め方でも書いていますので、あわせて読んでみてくださいね。

仲介が入ると、会話のくせを先に話しておける

会話のくせは、自分ではなかなか気づきにくいものです。女性は「自分の話ばかりで疲れました」とは言いにくいし、男性も一人で振り返るだけでは、どこを変えればいいのか見当がつきにくい。そうして、同じ話し方のまま次のデートに向かってしまうこともあります。

仲介が入ると、ここが少し変わります。

  • お会いしたあとで合わなかったときは、お断りは事務局からお相手に伝えられる。言いにくいことを本人どうしで切り出さなくていい
  • 次に誰かとお会いする前に、話し方や聞き方について事務局に相談できる
  • 「緊張すると話しすぎてしまう」「初対面だと言葉が出てこない」といった自分のくせを、前もって打ち明けておける

自分ではなかなか気づけない会話のくせも、第三者を通せば落ち着いて振り返ることができるんですね。

聞き上手は、生まれつきではなく練習でなれる

「初デートで自分の話ばかりしていたかも」と思い当たった男性も、どうか落ち込まないでください。たくさん話せるのは、相手を楽しませたいという気持ちがあるからです。その気持ちの向け先を、少しだけ相手の話に向けるだけでいいんです。

そして女性のみなさんも、聞き役に回りすぎて疲れてしまったときは、自分の話を少しだけ足してみてください。会話は、どちらか一人が背負うものではありません。二人で少しずつ持ち寄るものです。

「デートのたびに会話で空回りしてしまう」。そんなときは、このクイプラと同じ株式会社TIDEが運営しているトビラの会に相談してみてくださいね。入会前に無料の面談でお話をうかがっています。始めるかどうかは、お話を聞いてから考えていただいてかまいません。「また話したい」と思い合える二人になれるよう、一緒に考えていきましょう。

ホリ子婚活カウンセラー

婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。