婚活カウンセラー・ホリ子の辛口コラム|出会いのご相談は 仲介のトビラの会 ›

マッチングで写真をしつこく求める男性へ|女性が引く理由と伝え方

「もう1枚、別の写真も見せてもらえますか?」「できれば最近のを」「全身のもあるとうれしいです」

マッチングでやりとりを始めたばかりなのに、写真を何枚も求められて疲れてしまった。そんなご相談が、女性からときどき届きます。今日は、会う前の「写真ちょうだい問題」を、男性側・女性側の両方から本音で書いてみます。

こんにちは、ホリ子です。先に言っておくと、写真を見たい気持ちそのものは自然なことです。問題は「何枚も」「しつこく」になったとき。そこから先は、出会いを遠ざける行動に変わってしまうんです。

目次

会う前から写真を何枚も求められる、というご相談

よく聞くのは、こんな流れです。

  • あいさつのすぐあとに「顔写真を送ってください」
  • 1枚送ったら「ほかの角度のも」「メイクしていないのも」
  • 断ると「なんで?見せられない理由でも?」と返ってくる

女性からすると、まだ名前もよく知らない相手です。そこへ写真のお願いが続くと、「この人は私の何を見たいんだろう」と身構えてしまいます。やりとりの中身より、写真の話ばかりが残る。それで連絡をやめてしまった、というお話も聞きます。

一方で、写真をお願いした男性に話を聞くと、悪気がないことも多いんですよね。そこが、この問題のややこしいところです。

男性側から見ると:写真を見たいのは「不安」だから

男性が写真を求める理由は、だいたい次のどれかです。

1. 会ってから「思っていたのと違う」となりたくない

交通費も時間もかけて会いに行くのだから、外れたくない。この気持ちは分かります。とくに一度、写真と実際の印象がかなり違う人に会った経験があると、次から慎重になりがちです。

2. 相手が本当に実在する人なのか確かめたい

ネットの出会いでは、相手が本人なのかどうか見えにくいものです。「最近の写真を」というお願いは、本人確認のつもりで言っている場合もあります。

3. 待ち合わせで見つけられるか心配

当日、駅で相手が分からなかったらどうしよう。そんな段取りの心配から、写真がほしくなる方もいます。

どれも理由としては筋が通っています。でも、男性のみなさんに正直に言いますね。理由がどうであれ、2枚目、3枚目と重ねた時点で、女性には「品定めされている」と映ります。あなたが感じている不安は、女性には見えません。見えるのは「写真をくれと何度も言う人」という姿だけなんです。

それに、写真を何枚見ても、会ったときの空気や話しやすさは分かりません。外れたくないあまり写真を集めるほど、肝心の「この人と話してみたい」と思ってもらうチャンスが減っていきます。

女性側から見ると:写真を送るのが怖い理由

では、女性はなぜ写真を送るのをためらうのでしょう。

いちばん大きいのは、一度送った写真は取り戻せないということです。どこかに保存されるかもしれない、誰かに見せられるかもしれない。職場や知り合いに知られたら困る、という方ならなおさらです。会ったこともない相手に、その不安を飛び越えて送るのは簡単ではありません。

もう一つは、写真で判断されることへの疲れです。顔立ちや体型で「アリ・ナシ」を決められる感覚は、気持ちのいいものではありません。写真を何枚も求められると、中身を見てもらえていない気がして、心がしぼんでしまうんですね。

ただし、女性のみなさんにも一言あります。逆のパターンもあるんですよ。自分の写真は出したくないけれど、男性の写真は何枚も見たい。「最近の写真を」「スーツじゃないのも」「全身も」と、男性にだけ細かくお願いしてしまう方、ときどきいらっしゃいます。

見たい気持ちは同じなのに、自分は出さずに相手にだけ求める。これは男性から見れば、立派なわがままです。写真の問題は、男女どちらの側にも起こります。

写真の代わりに安心を伝える方法

では、どうすれば写真をめぐるすれ違いを減らせるのか。私がおすすめしているのは、「写真で確かめる」から「言葉と順番で安心を作る」へ切り替えることです。

男性は、お願いは1回まで。理由と選択肢をそえる

どうしても写真がほしいなら、お願いは1回にとどめましょう。そして、理由と「断ってもいい」という逃げ道をセットにします。

  • 「待ち合わせで見つけられるか心配なので、もし抵抗がなければで大丈夫です」
  • 「写真が難しければ、当日の服の色を教えてもらえたら十分です」

断られたら、それ以上は追わない。「分かりました、会えるのを楽しみにしています」と返せる人は、それだけで信頼されます。写真よりも、その一言のほうがよほど効くんです。

男性から先に、自分のことを出す

相手に求める前に、自分のプロフィールを丁寧に書いておく。どんな仕事のリズムで暮らしているのか、休日は何をしているのか。言葉で自分を見せられる人は、写真がなくても「会ってみたい」と思われやすくなります。

女性は、断るときに代わりの安心を出す

女性が写真を断るのは、まったくかまいません。そのとき、代わりにできることを一言そえると、男性の不安がやわらぎます。

  • 「写真はお会いしてからにさせてください。当日は駅の改札で、ベージュのコートで待っています」
  • 「写真は苦手なんですが、お会いするのは楽しみにしています」

「見せたくない」だけだと、男性は「何か隠しているのかな」と想像してしまいます。「楽しみにしている」が伝われば、写真がなくても前に進めるんです。

お互いに、求めるなら自分も出す

男女どちらでも、相手に求めることは自分もできるか、一度考えてみてください。自分は出さずに相手にだけ求めないこと。それだけで、やりとりの空気はずいぶん変わります。

仲介が入ると、写真に頼らずに会える

アプリで当人どうしがやりとりしていると、写真をお願いするのも、断るのも、どちらも気をつかいます。言い方ひとつで気まずくなって、そのまま連絡が途切れることもありますよね。

仲介が入ると、ここが変わります。

  • 入会のときに事務局が面談と身分証で確認するので、「本当にいる人なのか」を写真で確かめなくていい
  • 面談で聞いたことをもとに書いたプロフィール文で、人柄や暮らしぶりを知ってから会うかどうかを決められる
  • 日時と場所は事務局がやりとりして決めるので、段取りの相談を当人どうしでしなくていい(決まったあとは、登録したメールアドレスにリマインドが届きます)
  • お断りは事務局からお相手に伝えられるので、言いにくいことを自分で切り出さなくていい

写真を何枚も集めたくなるのは、相手が見えなくて不安だから。その不安を、間に入る人が先に引き受ける。それが仲介のいちばんの役目だと私は思っています。

写真を見たい気持ちも、出したくない気持ちも、それ自体はわがままではありません。わがままになるのは、相手の気持ちを置き去りにして求め続けるふるまいのほうです。お互いの不安が見えれば、歩み寄り方はちゃんとあります。このクイプラと同じ株式会社TIDEが運営しているトビラの会では、お相手の写真は基本的にご用意せず、面談をもとにしたプロフィール文を読んでお会いするかどうかを決めていただいています。写真のやりとりに疲れてしまった方は、写真に頼らない出会い方も一度のぞいてみてくださいね。

ホリ子婚活カウンセラー

婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。