初デートの場所の決め方|ご紹介が増える人・減る人の違いとは

「初めて会うのは、私の最寄り駅にしてもらえますか?」
出会いのご相談で、わりとよく聞く一言です。初デートの場所の決め方ひとつで、ご紹介が増える人と、なぜか減っていく人に分かれます。今日はこの「場所問題」を、女性側・男性側の両方から本音で書いてみます。
こんにちは、ホリ子です。先に言っておくと、最寄り駅を希望すること自体は悪くありません。ただ、伝え方ひとつで、お相手の受け取り方がまるで変わるんです。
「最寄り駅まで来てほしい」はよくあるご相談
「会う場所は自分の家の近くだけにしたい」「ほかの駅は考えていない」。こういうご相談は、本当によくあります。
正直に言うと、聞いた瞬間は「うーん、それだとお会いできる男性がかなり限られちゃうな」と思います。でも、そこで「それはわがままですよ」と返しても、何も始まりません。だから私は、そういうときはまず理由を聞くようにしています。責めるためではなく、事情を知るためです。
聞いてみると、出てくるのは身勝手な理由ではなく、夜に知らない街を一人で帰るのが不安、家の事情で遠くまで出づらい、といったお話です。理由が分かれば、こちらも動き方が見えてきます。
わがままに見えるお願いの裏には、たいてい「不安」や「事情」があります。問題は、それがお相手に伝わっていないことなんです。
男性側から見ると:移動時間と交通費の重さ
では、そのお願いを受け取る男性側はどう感じるのでしょう。
たとえば、お相手の最寄り駅まで片道1時間かかるとします。往復で2時間、乗り換えが何回か、交通費もかかる。平日の仕事終わりなら、職場を早めに出る段取りも必要です。そこに「その駅以外はダメ」と言われると、男性の頭にはこんな気持ちがよぎります。
- まだ会ったこともないのに、こちらだけが負担するのか
- この先も、ずっと相手に合わせる関係になるのかな
- 理由も書いていないし、気軽に会ってみる程度なのかも
距離そのものより、「理由が見えないこと」が引っかかるんですね。理由が分からないと、人は悪いほうに想像しがちです。
ただし、男性のみなさんにも一言。逆のパターンもあるんですよ。「自分の職場の近くでしか会えない」「行きつけの店でないと落ち着かない」と、自分の都合だけで場所を決めてしまう男性も、ときどきいらっしゃいます。女性が遠くから来ることになっても気づかない。これも立派なわがままです。場所の問題は、男女どちらにも起こります。
そしてもう一つ、見方を変えると、遠くまで足を運んでくれる男性は、それだけ本気だということでもあります。「来てくれた」こと自体が、誠意のあらわれ。女性はそこをちゃんと受け取ってあげてほしいなと思います。
女性側から見ると:なぜ自分の近くがいいのか
女性の気持ちも、もう少し丁寧に見てみましょう。
初めて会う相手は、どんな人か分かりません。知っている街なら、どこに何があるか分かっているし、帰り道の心配も少ない。疲れたらすぐ帰れる安心感もあります。体調の波がある方、家族の予定に合わせて動かなければならない方なら、なおさらです。
つまり「最寄り駅で」の裏には、自分を守るための工夫があります。それ自体は大切にしてほしい。
ただ、お相手から見れば、その工夫は見えません。見えるのは「この駅だけ」という条件だけ。そこで「条件の多い人」と受け取られて、ご紹介のチャンスを逃してしまうのは、本当にもったいないことです。
中間地点やターミナル駅にするとご紹介が増える理由
私がおすすめしているのは、お互いの中間あたりにある駅か、乗り換えの便利な大きな駅を候補に入れることです。理由はシンプルで、次のとおりです。
1. 「行ける」と思える男性の数が増える
場所が限られるほど、お会いできる男性の範囲も狭くなります。候補を一つ増やすだけで、「それなら行けます」という方がぐっと広がります。ご紹介の数は、場所の幅にかなり左右されるんです。
2. 人の目があって、お店の選択肢も多い
大きな駅の周りは人通りが多く、落ち着いて話せるカフェやお店もたくさんあります。人の目のある場所なら、初対面の緊張も少しやわらぎます。満席で困ることも減ります。
3. 「帰りやすさ」で選ぶという手もある
ターミナル駅は電車の本数も路線も多いので、帰りの心配が小さくなります。「近いから安心」だけでなく、「帰りやすいから安心」という選び方もあるんです。
4. 「歩み寄れる人」という印象が残る
「ちょうど間くらいの駅でもかまいません」と希望として出せる人は、それだけで感じのいい印象を残します。最初の一歩で、この先の関係の空気が決まることもあります。
どうしても場所を限りたいときは、理由を一言そえる
とはいえ、事情があって「やっぱりこの駅がいい」という方もいますよね。それはそれでかまいません。そのときは、理由を一言そえる。これだけで、受け取られ方が大きく変わります。
希望を出すとき(仲介を使っているなら、事務局に伝えるとき)に、たとえばこんな一言をそえてみてください。
- 「夜の帰り道が少し不安なので、できれば家の近くだと助かります」
- 「家族の予定があって遠出が難しいので、近くでお願いできたらうれしいです」
- 「体調の波があるので、慣れた場所だと安心できます」
- 「遠くまで来ていただくことになってしまって、すみません。来ていただけたらうれしいです」
細かい事情まで話す必要はありません。「こういうわけで」が少しでも見えれば、男性の「なんでここだけ?」は「それなら行こう」に変わりやすくなります。
最後の一文のような感謝の言葉も効きます。来てもらうことを当たり前と思っていない、と伝わるだけで、印象がやわらかくなるんです。
男性も同じです。自分の近くを希望するなら理由をそえる。そして女性の希望と理由が届いたら、「それなら自分が足を運ぼう」と受け入れられる余裕があると、ぐっと素敵に見えますよ。
仲介があるからこそ、場所の調整ができる
アプリで知り合った相手と二人だけで場所を決めると、どちらかが我慢するか、言い出しにくくてうやむやになりがちです。「理由を聞かせて」と言うのも、言われるのも、当人どうしだと案外むずかしいものです。
仲介が入ると、ここが変わります。
- 場所の希望と理由を、事務局が角の立たない言い方でお相手に伝える
- お互いの事情を聞いたうえで、中間の駅やお店の候補を一緒に考える
- 日時と場所は事務局がやりとりして確定するので、当人どうしで押し問答にならない
- どうしても合わないときのお断りも、事務局からお伝えできる
当日お会いするのはお二人だけですが、そこに至るまでの「言いにくいこと」は間に入る人が引き受けられます。わがままに見える希望も、理由とセットで届ければ、ぐっと通じやすくなります。
場所の決め方は、ほんの小さなこと。でも、その小さな歩み寄りが、ご紹介の数も、最初のデートの空気も変えていきます。「私の希望、わがままかな?」と迷ったら、一人で抱えずに相談してみてくださいね。このクイプラと同じ株式会社TIDEが運営しているトビラの会では、仲介が間に入って、場所の希望とその理由をお相手に伝え、日時と場所の調整までお手伝いしています。お会いする前の段取りから、一緒に考えていきましょう。
ホリ子婚活カウンセラー
婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。