初デートで個室はあり?女性に断られる理由と、選ばれるお店の決め方

「初めてお会いする日は、個室のお店を予約しておきますね」
男性は気をきかせたつもりのこのひと言で、女性の返事が止まってしまう。初デートの個室、さらには「うちの近くでゆっくり」といったお誘いは、送る側と受け取る側で、見えている景色がまったく違うんです。今日は、初デートで個室を指定した男性が断られてしまう理由を、女性側・男性側の両方から書いてみます。
こんにちは、ホリ子です。先にお伝えしておくと、個室を選ぶ男性の多くに悪気はありません。ただ、その「よかれと思って」が、初対面ではわがままに見えてしまうことがあるんですね。
「落ち着いて話したかっただけなのに」というご相談
これは、いくつかのご相談を混ぜて作った、ある男性のお話です。
やりとりも弾んで、いよいよ初めて会う日が決まりました。彼は張り切って、評判のいい和食のお店の個室を予約。「周りを気にせず話せるところを選びました」とメッセージを送りました。
ところが、それまでテンポよく返ってきていた返事が、その日を境にゆっくりになり、最後は「ごめんなさい、今回は見送らせてください」。彼には理由が分かりません。いいお店を選んだのに、なぜ?
実はこの手のご相談、形を変えて何度も聞いてきました。個室のお店、カラオケの部屋、「家の近くに静かなところがあるので」というお誘い。どれも男性からすれば「ゆっくり話したい」の一心なんですが、女性には「まだ顔も知らない人と、人目のない場所で二人きりになる」という話に聞こえてしまうんです。
女性側から見ると:「逃げ道のない場所」に見えてしまう
女性がためらうのは、お店の良し悪しではありません。初対面の相手について、まだ何も分かっていないからです。
- 写真とやりとりの印象しか知らない相手と、扉の閉まる部屋で何時間か過ごすことになる
- 話が合わなかったときに、さりげなく席を立ちにくい
- お酒が入ったときに、相手がどう変わる人なのか分からない
- 「最初から個室」という選び方に、別の目的があるのではと身構えてしまう
最後の一つは、男性にとっては心外かもしれませんね。でも、女性は友人の話やネットの体験談で、いろいろなことを見聞きしています。相手が誠実な人かどうかを確かめる前に、まず自分の身を守る方を選ぶのは、ごく自然なことなんです。
そしてもう一つ。女性は断る理由をはっきり書かないことが多いんです。「個室が怖いので」と正直に言うと、相手を疑っているようで角が立つ。だから「予定が合わなくて」「今回は見送ります」とだけ伝えて、静かに離れていく。男性が理由を知らないまま、同じ選び方を続けてしまうのはこのためです。
男性側から見ると:個室を選ぶのにも事情がある
一方で、男性の言い分にも耳を傾けてみましょう。個室を選ぶ理由として、私がよく聞くのはこんなお話です。
- にぎやかなお店だと声が聞き取りにくく、会話が途切れるのが不安
- 仕事や家族、これからの暮らしのことなど、込み入った話を周りに聞かれたくない
- 知り合いに見られるのが気まずい
- 「ちゃんとしたお店を用意した」と、本気度を伝えたかった
どれも、もっともな理由です。特に「真剣に考えているからこそ、落ち着いた場所で」という気持ちは、私はむしろ好ましく思います。
ただ、ここが大事なところ。その事情は、相手に伝わっていなければ、ないのと同じなんです。理由を添えずに「個室を予約しました」とだけ送ると、女性は自分の想像で空白を埋めるしかありません。そしてその想像は、たいてい男性にとって不利な方向に転がります。
ちなみに、女性の側から「人に見られたくないので個室がいい」と希望されることもあります。そのときは逆に、男性が「この人は何か隠しているのかな」と戸惑うこともある。つまり、理由の見えない場所の指定は、男女どちらが出しても相手を不安にさせるんですね。
初デートで選ばれるお店の決め方
では、どんなお店なら「落ち着いて話したい」と「安心して会いたい」の両方を満たせるのか。私がおすすめしている選び方を挙げますね。
1. 初対面は「人の目のある、ほどよく静かな場所」から
席の間隔が広めのカフェ、ソファ席のある喫茶店、仕切りの低いテーブル席のあるレストランなど。周りに人がいながら、声を張らなくても話せるお店は意外とあります。人目のある場所は、女性の安心のためだけでなく、男性にとっても「誠実な人だ」と思ってもらえる近道なんです。
2. 個室がいいなら「半個室」や「カウンター」を候補に
のれんや仕切りで区切られた半個室、店員さんの目が届くカウンター席は、話しやすさと開放感のちょうど中間です。「ゆっくり話せる半個室のお店と、明るいカフェ、どちらがいいですか」と二つ出して、相手に選んでもらうのも良い方法ですよ。
3. 選んだ理由をひと言そえる
「にぎやかすぎると声が聞き取りにくいので、少し静かなお店にしました」。この一文があるだけで、受け取る印象はがらりと変わります。大切なのは、相手が想像で埋めなくてすむようにしておくことです。
4. 個室のお店は、信頼ができてから
何度か会って、お互いの人柄が分かってきたら、個室のお店を選ぶのも自然な流れです。初回から距離を詰めるより、二回目、三回目と「この人なら安心」という気持ちが育ってからの方が、ずっと喜ばれます。初デートの場所選び全体については、初デートの場所の決め方|ご紹介が増える人・減る人の違いとはでも書いていますので、あわせて読んでみてくださいね。
仲介が入ると、場所の希望が「言いにくい話」ではなくなる
個人どうしのやりとりだと、場所の話はどうしても気をつかいます。女性は「個室は不安です」と言いにくいし、男性は断られた理由を聞けないまま。お互いに遠慮したまま、ご縁が途切れてしまうことがあるんです。
仲介が入ると、ここが少し変わります。
- 会う日時と場所は、事務局がそれぞれとやりとりして決める。二人が直接、場所の交渉をしなくてすむ
- 「初めては人の多いところで」「静かなお店が助かる」といった希望を、事務局に相談しながら場所を決めていける
- お会いしたあとで合わなかったときも、お断りは事務局からお相手に伝えられる
言いにくい希望を、第三者を通して落ち着いて伝えられる。それだけで、男女どちらも余計な誤解をせずにすむんですね。
安心できる場所を選べる人に、ご縁は集まってくる
初デートで個室を選んで断られた経験がある男性も、どうか落ち込まないでください。あなたの「ゆっくり話したい」という気持ちは、間違っていません。伝え方と順番を少し変えるだけです。最初は人の目のある場所で、理由をひと言そえて。それができる人は、女性から「この人となら、また会ってみたい」と思ってもらいやすくなります。
そして女性のみなさんも、不安を感じたら我慢せず、言葉にしていいんです。「初めては明るいお店がうれしいです」。そのひと言に気持ちよく応えてくれる人こそ、次も会ってみたい相手かもしれません。
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ホリ子婚活カウンセラー
婚活の現場で見てきた男女の「わがまま」を、辛口で書いています。登場する方のお話は、個人が特定されないよう内容を変えています。